子供が感じるご褒美と好きなものは違う?その理由を解説

  • 2019年5月12日
  • 2019年5月15日
  • 子ども

この記事では、療育の現場で使われるABA(応用行動分析学)に基づいて解説していきます。


ご褒美と好きなものは違うの?

療育でいうご褒美とは強化子のことで、強化子とは難しい言葉でいうと、「行動の頻度を増加させる後続刺激のこと」です。

わかりやすいように例を出してみます。

胃が痛い時に胃薬を飲むことってありますよね?

ここでいう「胃薬」が強化子ということになります。

胃が痛い(きっかけ)→胃薬を飲む(行動)→胃が痛くなくなる(結果)


胃が痛くなくなるように、私達は胃薬を飲みます。

こんな風に、結果が起こった原因となるものが強化子だということも出来ます。


好きなものと強化子は違う

好きなものって全部強化子としてふさわしいんじゃないの??

という疑問がよく生まれます。

しかし、必ずしも「好きなもの=強化子」とは限らないのです。

先ほどの胃薬の例で考えるとわかりやすいかもしれません。

この例の場合、胃薬は強化子ではありますが、好きなものではないですよね?

また、あまりにも好きすぎるものも強化子としてはふさわしくありません。



もし、お菓子がとても好きな子に対して、その子が望ましい行動をしたときに毎回毎回お菓子を与えていたら、その子の健康にいい影響を与えるとは言い難いですよね?

それは好きなことがゲームだった場合にも同じことが言えます。

プロンプトフェードと強化子レベル

さきほど、お菓子やゲームが強化子としてはふさわしくないと言いましたが、ある条件があればこれらはとても強い強化子として心強い味方になってくれます。

それが、プロンプトフェードと強化子レベルという考え方になります。

詳しく説明すると・・・

プロンプトとは「補助」のことで、フェードとは「少なくしていく」という意味になります。

「宿題をやりなさい」と言われて宿題をやる→その結果「ブロックで遊んでいいよ」と言われる

自分自ら宿題を広げて宿題をやる→その結果「ゲームで遊んでいいよ」と言われる

ざっくりな例ではありますが、上の2つの違いがわかりますか?

どちらも「宿題をやる」ということには変わりないのですが、宿題をやりなさいというプロンプト(補助)ありで宿題をやったのか、何も言われずに自分から宿題をやったのかが違いですよね?

そして、その結果遊んでいいものも違ってきています。(ここではブロック<ゲーム)

こんな風に、プロンプト(補助)が少なくなるにつれてより好きなものを与えていくという考え方が、プロンプトフェードと強化子レベルというものになります。


一見強化子としてはふさわしくないと思われるものでも、プロンプトが一番少ない(もしくは無い)状態で出来たときには、お菓子やゲームがもらえるという方法もありだと思います。

※ただし、次にやることへの切り替えが難しくなる可能性もあるので、そこは気を付けてくださいね。

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